今から詳しく説明していく!
今回は投資を始めたことが無い方でも分かりやすいようにレバナスについて解説していきます♪
目次
レバナスとは何か?
レバナスとはレバレッジナスダック100の略語で、投資信託の商品である下記2つの会社がリリースしている商品を指します。
- iFreeレバレッジ NASDAQ100(大和アセットマネジメント)
- 楽天レバレッジNASDAQ-100(楽天投信投資顧問)
どちらもレバナスと呼ばれる投資信託の投資商品になります。
投資信託とは?
投資を信じて託すと書いて投資信託。その名の通り運用会社へ手数料を払い、自分の資産を株式や債券などを用いて運用会社へ資産運用を委託できる商品のこと。
このレバナスは米国NASDAQ(ナスダック)市場に上場の代表的な企業100社の株式で構成される株価指数であるNASDAQ100(ナスダック100)の日々の値動きに対して2倍のパフォーマンスを目指す投資商品です。
ナスダック100とは?
日本でも馴染み深い日経225やTOPIXといった複数の企業が集まった指数(インデックス)のこと。
米国では有名な3大指数としてS&P500・NYダウがありもう1つの大型指数がナスダック市場のナスダック総合指数になります。
そのナスダック総合指数から時価総額が大きく、金融業を除いた指数がナスダック100指数です。
NASDAQ100(ナスダック100)の構成銘柄は?
ナスダック100の構成銘柄はITやバイオテクノロジーなどの最先端技術を有するハイテク企業100社で構成されています。
米国をはじめとする世界有数のハイテク企業が名を連ねています。
構成銘柄TOP10
社名 | ティッカー | 構成比率 |
アップル | AAPL | 12.564 |
マイクロソフト | MSFT | 10.214 |
アマゾン | AMZN | 6.933 |
テスラ | TSLA | 3.951 |
アルファベットC | GOOG | 3.94 |
エヌビディア | NVDA | 3.787 |
アルファベットA | GOOGL | 3.724 |
メタプラットフォームズ | FB | 3.327 |
ブロードコム | AVGO | 1.91 |
シスコシステムズ | CSCO | 1.856 |
2022年3月7日現在 ※最新の構成銘柄と構成比率はコチラ
100社のうち、大型企業の割合が高くなるよう時価総額加重平均という、株式の時価総額によって割合が決められています。
ナスダック100は銘柄入替とリバランスを勝手にしてくれる!
ナスダック100指数は毎年12月に銘柄の中身を入れ替えてくれます。中身の割合に関しても時価総額加重平均法による分散が効いています。
また、指数の全構成銘柄の時価総額の24%を超えた場合などには特別な調整が行われ、少数の銘柄が指数に大きな影響を与えることが防止する調整が入るようになっています。
その為、構成されている銘柄の会社が仮に倒産したとしてもピカピカで勢いのある銘柄が組み入れられるようになっています。
レバナスには存在しない追証
レバナスは追証が存在せず、価格が下がっても追加で入金する必要もありません。
その代わり基準価額が下がり自分の資産は減ってしまいます。
追証とは?
レバレッジをかける信用取引では相場が逆に動いた際に、証拠金が損失額を上回る事が起きます。
その際に追証と呼ばれる追加で証拠金を入金しなければいけないペナルティが発生します。
個人的には追証が発生しないレバナスは非常に大きな利点であり、自然と長期でレバレッジを掛けて投資する事が出来ます。
また、投資信託であるため、毎月の積立投資が可能。100円以上から購入できるので誰でもレバナス投資を始めることが出来ます。
レバナスの手数料(信託報酬)は?
レバナスを投資信託で運用する際には下記手数料が掛かります。
愛称 | 楽天レバナス | 大和レバナス |
商品名 | 楽天レバレッジNASDAQ-100 | iFree レバレッジNASDAQ100 |
会社 | 楽天投信投資顧問 | 大和アセットマネジメント |
設定日 | 2018年10月19日 | 2021年11月17日 |
為替ヘッジ | あり | あり |
信託報酬 | 年0.77% | 年0.993% |
購入時手数料 | 3.3%(楽天証券は無料) | 2.2%(楽天証券は無料) |
取扱い | 楽天証券のみ | 楽天証券、SBI証券、岡三オンライン証券、松井証券 |
購入手数料+信託報酬+隠れコストの3つです。
購入手数料は楽天証券やSBI証券では手数料0円で購入可能です。
信託報酬はレバナスを保有している間発生する手数料です。
隠れコストや楽天レバナスと大和レバナスの比較については下記記事を参照ください。 今回の記事では新しく2021年11月17日に誕生した通称 楽天レバナス(楽天レバッレッジNASDAQ-100)が既存のi ... 続きを見る
楽天レバレッジNASDAQ-100(楽天レバナス)が誕生!既存のレバナスとの違いは?比較してみた!
全ての手数料を足し合わせてもおおよそ1%程度となります。
仮に100万円運用している場合は年間1万円の費用が織り込まれた基準価額になっている。と思ってもらえばわかりやすいかと思います。
レバナスのパフォーマンスをシミュレーション
レバナスとは何か?をご理解いただいた所でいよいよレバナスのパフォーマンスを検証していこうと思います!
※レバナスは2018年10月からの運用成績しか存在しないため、同じくナスダック100に2倍のレバレッジが掛かった$QLDで算出。
こちらが2006年7月からのS&P500とナスダック100とレバレッジナスダック100のチャートになります!
スタートを全て1と換算したチャートになりますが、赤ラインのレバナスが35倍以上となり、S&P500やナスダック100を大きくアウトパフォームしているのが分かるかと思います。
ですが開始当初の2007年にリーマンショックに見舞われ、2008年~2010年付近では他指数にパフォーマンスが負けています。
しかし2013年には両指数共引き離す形で大きく上昇しております。
毎月3万円レバナスに長期積立投資した際のリターンを比較
次にそれぞれの運用リターンを下記条件の元検証していきます。
- 2006年7月から2022年1月までの15年半を積立検証
- 積立額は毎月3万円
- S&P500・ナスダック100・レバナスの3種類にて検証
- 信託報酬や隠れコスト等の手数料は加味しない
検証結果がコチラ!
15年半にわたり毎月3万円を積立し続けた結果...
元本:561万円
- S&P500:1576万円
- ナスダック100:3026万円
- レバナス:1億2936万円
という結果でした~!
レバナスの平均利回りは?
続いてレバナスの平均利回りを見ていきます。
直近はコロナウイルスの金融緩和の影響で凄い勢いで株価が高騰しました。
その為、見る期間によって平均利回りに大きく差が出てきてしまいます。
今回は下記の期間での平均利回りを算出しました!
2006年7月~2022年1月
平均利回り:30.8%
コロナ前の2020年2月までのパフォーマンスも見ていきます。
2006年7月~2020年2月
平均利回り:26.5%
という結果です!!
2008年のリーマンショック等の暴落も含めてもこの結果なので凄まじいパフォーマンスと言えます!
ハイテクの未来は今後も非常に明るいとみています!
一緒にレバナスを積み立てていきましょう!!