可変MACDインジケーターで売買運用するおすすめのレバレッジ型商品を米国株中心に紹介していきます!
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目次
直近の経済情勢
米国株や欧州株は新高値を更新し順調。新興国株や中国株は依然として苦戦を強いられています。
米国の中小型株(ラッセル2000)やバリュー株は大型株や高成長なグロース株と比較すると上昇が弱い状況。
米国株が非常に割高と言いつつも米国株を世界株と比較すると堅調に上昇している状況です。
大枠で見てコモディティーセクターに関しては金融政策の影響もあるのか、需要の低迷もあるのか、低調な値動きで推移しています。
そしてディフェンシブセクターも同じように低調に推移し、ハイテクセクターが最も堅調な推移となっています。
米国債券に関しては2年金利10年金利共に反発上昇しているものの、今後の利下げが見込まれているせいか、2年金利はあまり反発していない状況です。
今後の金融政策によって大きく左右されるが、高金利を維持していてもしつこいインフレや、失業率が低調に推移しているところを見ると、中長期的にも比較的高い金利というのは継続する可能性が高いです。
日本株に関してはここ最近好調が続いています。
米国と比較して先進国の中でもまだ割安という点と、国が積極的に投資を斡旋するような制度(NISA等)のほか、円安の影響で各国の投資家から日本株を買う動きが出ていると思われます。
おすすめのレバレッジ型商品
それでは脱鯱が現時点で気になっているレバレッジ型の商品をコメントと共にお伝えしていきます。
3倍から優先的に発表していきますが、おすすめ順ではありませんのでご理解いただければと思います。
特に3倍はガチホ厳禁。中長期での売買運用必須なのでご注意ください!
楽天日本株トリプルブル
楽天日本株トリプルブル
日経225の日々の値動きに3倍のレバレッジをかけた投資信託です。
日経平均は現在36,000円と非常に上昇しており、直近は34,000円ほどまで調整下落する可能性がありますが、中長期でみると市場最高値に向けて上昇する公算が大きいです。
直近は3月ごろまでヨコヨコor調整と予想し、4~6月ごろまで上昇基調に推移、10月に向けて再度調整が入ると予想しています。
LABU(バイオテクノロジー3倍)
LABU
S&PバイオテクノロジーETFの日々の値動きに3倍のレバレッジをかけたETFです。
バイオテクノロジーETFは出遅れ銘柄として紹介してから既に2倍近く上昇してしまいましたが、現在もまだ高値からー50%近く下落したままでありSP500との価格差があるため平均へ戻るだけでもまだまだ大きな上昇が期待できます。
TNA(米中小型株3倍)
TNA
ラッセル2000指数の日々の値動きに3倍のレバレッジをかけたETFです。
中小型株はこれまで大型株よりもアウトパフォームしてきました。
現状は大型株の方がアウトパフォームしており中小型株が出遅れている状況です。これはAIバブルの影響もありますが、金融瀬策によって中小企業のほうが金融引締の影響を受けやすいという状況でもあります。
この状況が改善されれば出遅れている中小型株にも反発の兆しが見えてきます。
TMF(米国長期債ETF3倍)
TMF
iシェアーズ米国債20年超ETFの日々の値動きに3倍のレバレッジをかけたETFです。
長期債券の価格は高値からー50%以上を記録しており数百年来の暴落となっています。
今もなお元指数はー47%ほど下落したところで推移している状況です。
債券は債券利回りによって債券価格が決定されますが、今後米国の金融引締が一巡し、経済への影響が出始め、2024年内に緩和へ移行することを考えると、債券利回りは低下しやすくなります。
現在の経済状況としては好調ですが、仮にリスクイベント等が発生した際は債券価格は大きく上昇することとなります。反対にインフレの再燃や株高、好景気は債券が嫌う要素です。
これだけ割安になっていることを考えるとリスクヘッジとしてポートフォリオに入れておきたいと考えています。
CURE(ヘルスケア3倍)
CURE
ヘルスケア・セレクト・セクターSPDRファンドの日々の値動きに3倍のレバレッジをかけたETFです。
景気にあまり左右されないディフェンシンブ株の一角であるヘルスケアセクターは今後の株高にも便乗して上昇しやすく、景気後退が訪れても下落しにくいという特徴があります。
直近の値動きはあまりぱっとしていませんが、セクターローテーションが始まると今まで好調だった大型ハイテク株からディフェンシブ株への資金流入が見込めます。
こちらもそこまで大きく下落はしていないものの出遅れ銘柄として注目しているETFです。
NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル
NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル
こちらはインド主要株価指数であるNIFTY50の日々の値動きに2倍のレバレッジがかかった投資信託です。
インドには3倍レバレッジのものがないため2倍レバレッジをご紹介します。
インドは人口で中国を抜き、人口世界一となりました。そして人口動態も優秀で若い人が多いつりがね型となっており、アメリカの有名企業のCEOにもインド人経営者が多数いることからアメリカと密接な関係にあります。2024年、2025年とGDP成長率では世界トップを誇り、アップルをはじめとした大企業がインドへ製造拠点を作ろうとしています。
今後益々発展していく国として主要なETFにはレバレッジをかけてぜひ投資しておきたいです。
NUGT(金鉱株2倍)
NUGT
こちらはヴァンエック金鉱株ETFの日々の値動きに2倍にレバレッジがかかったETFです。
金価格との相関性が強く、金は今後の世界情勢において守りの資産として重宝し、株や債券とも違った動きをするので、ポートフォリオの一部へ組み入れるのはかなり面白いと思ってます。
そして金鉱株自体も現在の株価は高値から-38%下落したところで推移しており、割安感、出遅れ感があります。
金自体はドルベースで史上最高値へトライするかしないかというラインで堅調に推移していますので、今後利下げが開始され、ドルという現金の価値が減っていくことで金価格は上昇しやすくなると思っています。
テーマレバレッジ クリーンテック2倍
テーマレバレッジ クリーンテック2倍
こちらは日本を含む世界の「クリーンテック」関連株式の日々の値動きに2倍のレバレッジをかけた投資信託です。
Direxionデイリー・グローバル・クリーン・エナジー株ブル2倍ETF(KLNE)というものもありますが、こちらは国内証券未取扱なので、投資信託を紹介します。
クリーンテックやクリーンエネルギー関係はESG投資として2020年からかなり盛り上がった投資対象でしたが、現在は高値から-59%程下落した所で推移しています。
大きく崩れてはいるものの、値上がりが早すぎた。時代が追い付いていないというのが原因でした。
今後は気候変動関連、再生可能エネルギーなどは脱炭素を目的として企業運営を行わないといけず、かなり重要なファクターになってきます。
クリーンエネルギーやクリーンテック関連はこれからとみています。
BRZU(ブラジル株2倍)
BRZU
こちらはiシェアーズ MSCI ブラジルETFの日々の値動きに2倍のレバレッジをかけたETFです。
ブラジルは高成長な新興国を代表する国の一つです。2024年はインフレの落ちつきも相まって金融緩和へのピボットが予想されています。
今後人口も増加していくとされており、10年20年は労働人口も増え続けます。
現在のブラジル株価指数はPERが一桁代とアメリカやインドと比較してかなり割安な状況であるため、今後堅調な成長に併せて株価の上昇が期待できます。
Tracers グローバル2倍株(地球コンプリート)
Tracers グローバル2倍株(地球コンプリート)
こちらは先進国、新興国等の各種カントリーETFの日々の値動きに2倍のレバレッジをかけた投資信託です。
オルカンとは少し違い、主要先進国と新興国のETF9銘柄に分散して投資するといったレバレッジ投資信託になります。
アメリカを代表するS&P500はもちろんですが、中小型株のラッセル2000や日本株、欧州株、新興国株、イギリス、カナダ、オーストラリア等全世界に2倍のレバレッジをかけて投資ができる商品です。
突出した特徴はありませんが、ポートフォリオのコアとして、分散投資という観点から気になっている投資信託です。
レバレッジ商品を運用する際の注意点
冒頭でも記載した通り、レバレッジ商品は上昇も下落も等倍に比べて乱高下が激しいです。
2倍はまだいいですが、特に3倍は減価が激しく、元指数が全く下落していなかったとしても3倍レバレッジのETF等は半値以下まで下落してしまいます。
下記画像は3倍レバレッジ商品であるSOXLの元指数とSOXLとの比較。価格は変わらないのに2年ほどで半値以下になっている。
そして10年に一度大暴落に見舞われると元の価格には一生戻らないという現象が発生してしまいます。
3倍のレバレッジETFやレバレッジ投資信託を運用する際は放置せずに、必ず売買運用してください!
3倍レバレッジの商品を保有し放置してしまうと悲惨なことになってしまいます。