今回はウクライナ情勢で下落して$13000付近から一気に上昇に転じたNASDAQ100について今後相場情報を書いていきます。
先週のレバナス
2月22日~25日のNASDAQ100指数ですが、過去30年間を見ても乱高下のすごい1週間でした。
CFDで事前に大きく売り込まれており、24日の市場が開いた後は$13000付近から一気に上昇し、終値$13900付近と7%近く上昇し続けるという波乱の展開でした・・・
特に1月24日は$14160から始まり、中盤に$13724、そして終値が$14509と指数にも関わらず信じられない値動きでした・・・w
そして昨日の25日時点で今回暴落2回目の脱鯱流レバナス最強投資法の買いサインが点灯しました。
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おはよーございます!😗
脱鯱流レバナス最強投資法の買い増しチャンスに再度突入!
あとはMACDのゴールデンクロスで買いサインになります!✌️
今回どこまで下げるか分かりません😵
ターゲットである12000前半まで行くのかどうか。。。#レバナス pic.twitter.com/o2hEkq0djn— 脱鯱(だつしゃち)レバナス SOXL (@30DatsuSyachiku) February 23, 2022
しかしながら下げが強すぎて数日の値動きで乱高下してしまいました・・・。
理想として$12000代までじわじわと下げていって欲しかったですが、戦争の影響で一気に下げて一気にもどしてしまいました。
前々回のYouTubeで戦争についての動画を投稿しましたが、やはり予想通り戦争が始まるまでは恐怖を感じて暴落、いざ戦争が始まったら株価は回復していくというそのままの流れになりました。
レバナスの今後の値動き
レバナスの今後としては俄然弱気相場は継続です。
次のターゲットラインは14400~14500ライン。
ここを力強く超えることが出来れば15000も見えてくるのではと思ってますが、14500で跳ね返されると予想してます。
ここが底でしょ!
と思われるかもしれませんが理由は・・・
戦争によるインフレ加速
ロシア×ウクライナ戦争に伴ってコモディティ(素材)の価格がさらに高騰しています。
原油・穀物・貴金属等。
そして以前の動画でもお伝えしたSPGSCI(コモディティ指数)の価格。
$640付近で天井かと思っていたがさらに加速し$700にタッチしています。
来月3月10日22:30に消費者物価指数が発表されますが、予想を大幅に超えてしまうと経済に悪影響を及ぼします。
素材株のような採掘業者やエネルギー株は一時的に儲かるので株価は上がるかもしれません。
しかし、製造業には悪影響です。仕入れコストが上がり、物の値段が上がります。
プラスチック・繊維原料・ゴム・塗料・洗剤・医薬品等は石油が原料です。
そしてスマホをはじめとする電化製品全般にも影響が出ます。
ウクライナやロシアでは半導体の原料であるネオンやパラジウム等の原材料を輸出しています。
このことから半導体製造装置、DRAMやフラッシュメモリー等半導体関連にも原材料輸入コスト増ということで大きく影響が出るため、金額を上げざる負えない状況になります。
それらに伴い景気も拡大していれば給料や賃金が上昇するので、問題ありませんが果たしてどうでしょう?
給料は少ししか上がらず物価が大幅に上昇していれば悪性インフレ(スタグフレーション)となり、消費行動が抑制されお金を使わなくなり使わない所か生活するだけで精一杯という状況になりつつあると思います。
ロシアへの経済制裁
ロシア×ウクライナ戦争で米国は軍事行動はせずに経済制裁にて対応することを発表。
この経済制裁には日本・台湾なども実施を表明。
主な内容は
- 国際送金システムの抑制
- 半導体等の輸出規制
となっており、世界の流動性がさらに悪くなることが予想されます。
ここに書いた半導体は主に軍事向けということで、ロシア国内での重機やミサイル生産を抑制する為と思われます。
忘れてはいけない米国の金融引締
軍事戦争のあとはインフレ戦争ということで、膨れ上がったインフレを金融引締にて抑制していく必要があります。
しかしほっといても経済は悪化しインフレが鎮静化する可能性もあります。
その時は株価も一緒に暴落します。
具体的な金融引締としては利上げとQT(バランスシート縮小)です。
これについても以前の動画で分かりやすく解説しているのでそちらを見てほしいです。
すでに株価が暴落していますが、少しでも株価が回復するようならFRBは躊躇なく金融引締という爆弾を投下してきます。
しかしこれは仕方がないことです。
物価上昇を止めなければ人々の暮らしに悪影響が出てしまいます。
高すぎる株価
暴落したから安い!!積極的に買い!!というわけにはいきません!
なぜならまだ割高だからです。
指数の株価収益率PERを見ていきます。
ナスダック100は正確な分析資料が少ない為、S&P500にて確認。
これは2022年2月23日時点での株価収益率PERのチャートです。その時はPER18.5。その時よりも上昇している為、現在(2/25)は19.0ぐらいだと思います。
株価収益率とは:1株当たりの純利益のこと
過去のPER平均から見ると・・・
- 現在(2/25)・・・約19.0
- 5年平均・・・18.6
- 10年平均・・・16.7
- 15年平均・・・15.5
- 20年平均・・・15.5
これを見ても10年平均以前でみると割高。
そして過去5年平均と同様のPER水準となっています。しかし、これは金融相場と業績相場のダブルパンチで暴騰していたコロナ期間を2年分を含め、コロナ前の割高分も含めての平均なので、高めの水準だと思っています。
過去の暴落時はPERが10前半となっており、今回もPERは15前後、もしくはそれ以上に下がるのでは?と私は見ています!
来週は14500前後で株価がどうなるか?をよくチェックしていこうと思います!
それでは!!